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▲ そばは温かいのにも関わらず、ある程度のしなやかさをしっかり維持している。 |
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▲ 雰囲気のある暖簾と看板。
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▲ 青梅は古い建物がところどころに残っており、その中にあって、まったく違和感が無い和と洋が混在したモダンな外観だ。 |
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茂野麺紀行 第91回
そば処 大正庵
(東京都青梅市)
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2013年8月も終わりに近い頃、この日、御岳山に登り、そして昼間は御嶽駅の近くの玉川屋で蕎麦を食べ、その後青梅市街のシネマの看板を眺めながら散歩というスケジュールでした。つまり、茂野麺紀行の前ページ(Vol.90)の続きになります。
青梅市街のメインストリートには、古いシネマの看板が至る所にあって、楽しいです。結構歩きまわったので、店に着いたときにはかなり疲れてました。夕刻の午後5時。店がちょうどオープン(夜の部)の時刻です。落ち着いた雰囲気の外観です。出されたばかりの暖簾をくぐって中に入ります。
一番乗りです。若い方(この方が店主さんでしょうか?)が、とても丁寧に迎えてくれました。
さて、何にしようか少し迷いました。老舗と聞いてたのですが、それにしてはメニューが多い。
昼間、ざるそばなので、温かいそばが食べたかったのです。
メニューとにらめっこし、天ぷらそばか、あるいはカレー南蛮かに決定という一歩手前で、ふと、この”かつそば”に目が釘付けになりました。
うわあ、珍しい。
つまりとんかつの入ったそばなのです。
もちろんそれを注文しました。750円です。
意外に違和感は無いです。色合いもいいですね。香りもいかにも美味しそうです。
普通のメニューにあってもおかしくないですね。
面白いのは、カツの衣に加えて、天かすも入っていることです。洋のパン粉の揚がったものと、和の天かすのハーモニーですね。不思議にまったく違和感がありません。
麺はさすがに少し柔らかくはなってますが、でも十分なしなやかさを保っています。
出汁も効いてます。
とんかつの風味というよりは、ちゃんと普通の温かいそばつゆの味です。
味もそうなのですが、それよりも店の外観、そして店内に漂う老舗ならではの空気を感じました。
決して高級感があるわけじゃないのですが、なんというか、大正から続く老舗の風格のようなものがあり、それがなんとなく味に反映しているような気がします。
とてもいい店です。私好みです。
青梅は、シネマロードや、吉川英治記念館、鉄道博物館などもあり、日を改めて再訪したいですね。その際はまた同店に寄り、別のものを食べてみたいです。今度は冷たいそばかな?
2013.8.30 Zaki
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左: |
JR青梅駅。どことなく郷愁のある建物。
この駅舎からも青梅が特別な場所という印象を与えてくれる。 |
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中: |
ホームにある売店(今はクローズ)にもシネマの看板が・・・。 |
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右: |
改札を出た正面に故赤塚不二夫氏の傑出のキャラクター”バカボンのパパがお出迎えしてくる。
その他、駅舎の中にもいろいろと赤塚不二夫に関わるものや、シネマに関わる看板が多数。 |
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左: |
駅を出ると、ロータリーにも大きな看板。 |
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中: |
昭和レトロ商品博物館。
残念ながら今回は時間が無かったので寄ることは出来なかった。しかし、外観だけでも、また、展示物を想像するだけで十分楽しかった。この隣に赤塚不二夫記念館がある。 |
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右: |
街の至るところにこのような看板があり、散歩しているだけで楽しい。 |
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そば処「大正庵」
東京都青梅市上町329
TEL: 0428-22-2765
営業時間
月曜定休
もり・かけ |
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550円 |
たぬき |
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550円 |
きつね |
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600円 |
ざる |
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650円 |
冷やしたぬき・きつね |
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750円 |
カレーなんばん |
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750円 |
鴨ざる |
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1,000円 |
鴨なべうどん |
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1100円 |
天もりそば |
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1,250円 |
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STAFF---撮影:Zaki WEB制作:柴崎隆@BAY DREAM FACTORY |
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茂野麺紀行の情報(例えば価格など)は旅行者(記者)が現地を訪れた時点のものです。
また、味などの感想についてはあくまでも旅行者の主観によるものです。 |
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