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▲コシがあるというよりも、むしろ硬いという表現のほうが的確なそば。 |
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▲ 酒器はとてもおしゃれ。

▲ 風情のある店の入り口。 |
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茂野麺紀行 第103回
鷹匠 つむらや
(静岡県静岡市葵区)
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静岡に行くならば絶対に行くべきですよ。知人が同店を高く評価してましたので、それならばと、行ってまいりました。9月の初めの平日。朝晩は幾分涼しくなってきたものの陽射しはまだ夏のそんな日でした。
同店は静岡鉄道の日吉町の駅にほど近い落ち着いた住宅街にあります。店名の鷹匠はこの辺りの地名です。住宅街といっても、お洒落な店やら個性的な飲食店が点在する良い街です。もちろん、少し足を延ばせば駿府城もあります。
店は比較的新しいのですが、大きな古民家のような雰囲気です。あるいは料亭にも通じる上品さがあります。店内もいい感じですね。落ち着いています。じっくりと酒を飲みたい人にもいいでしょうね。
夏休みも終わって間もない平日ともあって、店内には4割ほどのお客さんでしたが、なんとなく人気店であることが色々な部分から伝わってきます。スタッフの人数も多いです。おそらく普段のランチタイムなどは大変な賑わいなのでしょうね。
さて、せっかく遠路はるばるやってきていながら、実はあまり空腹ではなくて、注文は「もり」にしました。どちらかと言えば「そば」をアテに久保田を飲みたかったからです。正確に言うと、空腹にしようと、いったん同店に寄った後に、駿府城跡を散歩してから再度行った次第。(笑)
そばは、反り返ったような形状のざるに盛られています。上げ底のようですが、決して量が少ないわけではありません。いや、酒のアテにしているからそう思ったのかな。竹製の箸置きが凝っています。
さて、ひと口。驚きました。のど越しというよりは、エッジが効いて、そして大変コシが強いです。コシというか硬めですね。これだけ明確に硬めの路線を打ち出しているそば屋は少ないと思います。味は、美味しいです。そばの香りをしっかりと感じます。つゆもマッチしていると思います。いやぁ、実に美味しいです。
そばは、単に味だけじゃなく、店の立地や外観、風情を感じる店内や、器センスなども重要です。それらのバランスが取れていると思います。
接客もいいですね。ご主人と奥様に最後はお話しさせて頂きました。いやぁ、いい店に出会えて嬉しいです。旅の良い思い出になりました。次回は桜海老の天ぷらも食べたいです。
2014.9.3 Zaki |

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左: |
日吉駅。静岡鉄道の静岡駅からひとつ目。付近は落ち着いた雰囲気。 |
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右: |
駿府城。一部のみ建物が再現されている。天守は台のみ。城内はかなり広い。 |
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左: |
駿府城東御門。この手前に二の丸堀がある。 |
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中: |
東御門を入ったところ。直角に曲がるともうひとつの門がある。 |
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右: |
JR静岡駅前の徳川家康像。 |
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「鷹匠つむらや」
静岡県静岡市葵区 鷹匠 2-13-17
054-252-4514
営業時間
もり |
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800円 |
ざる |
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900円 |
とろろ |
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1,200円 |
いそ |
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950円 |
車海老 天いそ |
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1,700円 |
キス 天いそ |
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1,700円 |
車海老 天もり |
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1,600円 |
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久保田 千寿 1合 |
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750円 |
久保田 百寿 1合 |
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600円 |
久保田 翠寿 4合 |
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5,600円 |
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STAFF---撮影:Zaki WEB制作:柴崎隆@BAY DREAM FACTORY |
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茂野麺紀行の情報(例えば価格など)は旅行者(記者)が現地を訪れた時点のものです。
また、味などの感想についてはあくまでも旅行者の主観によるものです。 |
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