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▲ 旬の野菜天とせいろのセット。
お値段は1,300円。 |
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▲ 十割なのになめらかで喉越しの良いそば。 |

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茂野麺紀行 第80回
そば処 みず野(千葉県木更津市)
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今回の麺紀行は、千葉県木更津市で一番人気のあるそば店をご紹介いたします。「みず野」という和風建築の落ち着いた雰囲気のお店です。私ごとで申し訳ないのですが、私の出身は木更津でして、最近老母が腰を痛めて入院したのを機に週一度くらい木更津に帰郷しております。そういうこともあって木更津で外食をする機会、特にそばやラーメンを食べる機会が必然的に高く、せっかくなので、この麺紀行にも取り上げたいということで、同店のご紹介ということになりました。
木更津は東京湾に面しており、昔から海苔の養殖が盛んです。そばに無縁のような土地なのですが、その海苔の産地ということもあってか、蕎麦屋は人口に対して割合多いのではないかと思います。その中にあって、抜き出たクオリティのそば店としては今回ご紹介する「みず野」、そして「俵や」だと思います。「俵や」さんは実家から近いということもあって過去に訪れています。しかし、「みず野」は高い評判こそ聞いていたものの、実際に伺うのは初めてです。
場所は木更津駅から少し離れています。JA木更津の脇道を入ったところですが、まさかこんなところにと思う引っ込んだところに店があります。店の前を少し行ったところは田んぼの広がるのどかな風景です。電化されていない久留里線の愛らしい車両も通ります。
店舗は植栽に囲まれた和風な造りです。都内の築地や赤坂、あるいは神楽坂にあるような料亭っぽい雰囲気があり、もちろん高級感が漂ってます。但し、ちょっと食べただけで万の単位になってしまう高級料亭ではなく、同店のお品書きには至って普通の金額が書いてあります。むしろ、これだけ素晴らしい店構えなのに、料金は庶民的です。その辺りも人気の秘密ではないでしょうか。この日は、玄関の脇に桜が活けてあったりと春を演出してくれてます。
店内は座敷と、テーブル席のある部屋が別れております。テーブル席のほうも漆黒のテーブル、そして凝ったやはり黒を基調とした椅子で高級感があります。格子になっている窓の外には簾が掛かっていて、その向こう側には植栽が見えます。非常に落ち着いた佇まい。これから和の最たるそばを食べるという気持ちに導いてくれる演出のように思われます。
旬の野菜の天ぷらと十割のせいろを頂きました。1,300円という価格はこのシチュエーションにしてはむしろお安いです。天ぷらもそばのボリュームもそこそこですし、味も皆さんが絶賛しているように非常に良いと思います。十割のそばにしてはなめらかな喉越しに驚きました。つゆも控えめで良いと思います。
もちろん、食べることで入った店なのですが、店に入って席に着くまでのアプローチや、窓の外の景色を見ながら料理が出来るまでの待ち時間を含めて素晴らしいひと時を味わえる名店ではないかと思います。
2013.3.20 Zaki
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左: |
入口に飾られた桜の花がお出迎え。 |
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中: |
玄関を入ったところにもワンポイントの桜の花。とてもオシャレだ。 |
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右: |
腰を痛めている老母が一緒だったので、畳の部屋は避け、テーブル席のある部屋へ。
しかし、こちらもとてもオシャレで良かった。イタリアンも合いそうだな。 |
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そば処
「みず野」
千葉県木更津市長須賀91-1
TEL: 0438-23-7880
営業時間
定休日:水曜日
せいろ |
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800円 |
田舎 |
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800円 |
すずしろ(大根の細切り入) |
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900円 |
野菜天とせいろ |
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1,300円 |
つけ鴨せいろ |
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1,500円 |
鴨南そば |
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1,500円 |
活き巻き天せいろ |
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2,200円 |
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STAFF---撮影:Zaki WEB制作:柴崎隆@BAY DREAM FACTORY |
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油そば(東京都新宿区) |
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薬師寺そば(茨城県龍ヶ崎市) |
茂野麺紀行の情報(例えば価格など)は旅行者(記者)が現地を訪れた時点のものです。
また、味などの感想についてはあくまでも旅行者の主観によるものです。 |
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