ふみつき(7月) |
七月七日に七夕は、牽牛と織姫を祭り
染織・裁縫・書道・詩歌の技芸上達を祈る年中行事ですが
平安時代から七夕に素麺(そーめん)をお供えしたことから
現在は《素麺の日》にもなっています。
素麺は奈良時代に中国から渡来した
唐辛子の《梁餅》が原形とされ
今から約千ニ百年前、三輪の里(奈良)で採れる小麦を
大神神社(三輪明神)・大物主の次男が石臼で挽いた粉に
境内の湧水を加えて作ったものが最初と言われています。
当時は小麦粉と米の粉を練って縄状にひねったのもで
遺族が食べる高級なお菓子の一種であったようです。
鎌倉時代に油を塗布した細くて腰のある麺になり
中国語の《素麺(スーミエヌ)》が訛って《そーめん》となりました。
一方、冷麦(ひやむぎ)はうどんの仲間として
奈良時代に渡来した唐辛子の《饂飩》が原形とされています。
後に《切り麦》と呼び、蒸籠などに盛って食べる熱いものを《熱麦》、冷やしたものを《冷麦》と呼びました。
現在、素麺と冷麦はJASにより《麺の太さ》で分類されています。
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「しげの」の麺は、ご家庭で
手軽においしく味わえる乾めんです。
味にも、コシの強さにも、
昔ながらの職人の技が
活きている麺を成熟乾燥させます。
熟成麺ならではのシコシコした
歯ごたえと、のどごしの良さで
大変喜ばれています。
タチアオイの天辺に花が咲くと夏も本番。
時には冷房のスイッチを切って
打ち水後の夕涼みはいかがでしょうか。
見慣れた風景をゆっくり眺めていると
今までとは違う美しさや意外な発見に
大きな感動を覚えることでしょう。
茂野製麺轄L告 朝日新聞千葉版 2003年7月 掲載 |
2003年7月 |
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