▲古民家というよりも、お金持ちの立派な農家というような建物。かなり大きい。

▲ 大きな特徴はないけれど、美味しい蕎麦。


▲ 息子が注文した「おざら」という、いわゆる山梨県のうどん。温かいつゆで食べる。
 
茂野麺紀行 第104回
古民家そば処 雅 
(山梨県北杜市小淵沢)


9月上旬。あんなに暑かった日々が嘘のように秋は確実に深まっています。そんなある日、私は大学一年生の息子と気ままな旅に出ました。目的は特に無いのですが、信州そばが食べたいので、諏訪の近辺、あるいは佐久の辺りまで行こうと思っておりました。

しかし、最初に訪れた猿橋で予定より多くの時間を費やしてしまったので、小淵沢で食事をすることになりました。厳密に言えば信州そばではありませんが、でも小淵沢だったら美味しいおそば屋さんがあるに違いないと思い、歩きまわって見つけたのが、古民家そば処「雅」です。

駅から200mほど諏訪方面に歩きます。古民家というよりも、大きな農家、地主さんというような雰囲気です。とても立派な家です。周囲も落ち着いた佇まいの大きな蔵や民家が立ち並んでいます。

まずは大広場に通されましたが、団体さんで大変賑やかで、女将さんと思われる方が、気を利かせてくださり、やや小さい部屋を案内してくれました。隣合せの部屋ですから賑やかさは伝わってきますが、庭の眺めていると心が落ち着きます。

一方、お店のほうは団体さんが入ったことで、かなり忙しそうです。手のかかるものは遅いと判断したので、私はもり、息子はおざら(この辺りの特産のうどん)を注文しました。200円で大盛りが出来るのは良心的です。しかし、これから先、ちょこちょこと色々なものを食べ歩きたいので、敢えて普通盛りです。

そばは、平均的なレベルはしっかりクリアしていると思いますが、特に大きな特徴は無いと思います。いや、美味しいです。古民家の良さと相まって、短いですが、とても贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

息子が注文した”おざら”も美味しかったです。温かいつゆの中にはきのこなどの具がたくさん入っていました。麺は、コシは強くはなく、しなやかという感じ。つるっとしていてのど越しが良いです。

会計をする時に、「この店は(創業して)何年経つのですか?」と訊ねたら、「団体さんが賑やかでご迷惑をお掛けしてすみませんね。」と申し訳なさそうに、「今年で9年になります。」ということ女将さんと思われる方がおっしゃいました。

古民家だからと言って何十年も営業されているのではないのですね。でも、これから老舗と言われるくらい頑張ってほしいと思いました。また機会があれば是非寄りたい、そんなお店です。

店を出て、小海線に乗る為に小淵沢の駅へと向かったのですが、次の列車はなんと一時間以上も先になるので、予想外の長い散歩を小淵沢ですることになりました。それもまた気ままな旅の楽しみでもあります。

2014.9.8  Zaki



左: 同店の遠景。小淵沢駅の方向から眺める。
中: 我々より先に来られた団体客。大広間はまだまだ余裕がある。
右: 我々のやや小さい部屋からの庭の景色。庭木はよく手入れされている。

左: 小淵沢駅。平日にも関わらず、電車が到着する度に観光客と思われる人が降りたつ。
中: 駅から500mほど離れたところからご覧のように富士山が薄らと見えた。
右: 小海線を待つ一時間以上もの間、散歩していたときに、偶然見つけたわらぶき屋根のお堂。
観光客はまったくいないし、地元の人もいないのでひっそりしていた。得した気分。


旬彩工房 雅
山梨県北杜市小淵沢町2045
0551-36-2072

営業時間
11:00〜14:00
木曜日定休

もりそば 800円
鴨せいろ 1,300円
天せいろ 1,400円
◇ 大盛りは200円増し
かけそば 800円
天ぷらそば 1,200円
山菜そば 1,000円
天丼 1,100円


STAFF---撮影:Zaki  WEB制作:柴崎隆@BAY DREAM FACTORY



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