▲ぷるぷるした特徴のある縮れ麺。

▲ 外観はネオクラシックという感じ。


▲ 店内はまさに昭和。
 
茂野麺紀行 第102回
宇佐美食堂 
(福島県会津若松市)


今回の麺紀行は、戊辰戦争の悲劇の物語の舞台になった会津若松を訪れました。今年のNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」のひとつ前の「八重の桜」の時には、たくさんの観光客が訪れていたのだと思いますが、今や落ち着いています。本来の雰囲気ですね。しかも平日の月曜日なので、余計にひっそりしています。

会津若松の周辺ではねぎを箸の代わりにして食べる「ねぎそば」が有名です。もうひとつ、「高遠そば」というのも名物です。ラーメンではお隣の喜多方の喜多方ラーメンがあまりにも有名ですが、しかし、訪れてから知ったのですが、「会津ラーメン」というカテゴリーもあったのですね。勉強不足でした。

8月25日、実は宇都宮で仕事だったので、少し足を延ばしてみようと欲張って会津若松まで行ったのです。もちろん、前述のように麺紀行の題材になるような美味しいものが目当てです。それと、会津若松には何度か寄っているにも関わらず、肉眼で鶴ヶ城を観ていないというのもありまして、この2つの目的で駅頭に立ったのでした。

然しながら、宇都宮で想定外に時間を取られ、会津若松に着いたのは夕刻の5時です。いくらなんでも観光をするのには遅すぎます。まあしかし、郡山から会津若松までの「あいづライナー」は快適でした。特急列車の車両なのに快速です。つまり普通乗車券で乗れるわけです。ビールを飲みながら車窓の景色を楽しみました。

まず最初に鶴ヶ城に行きました。噂以上に素晴らしいお城です。赤い瓦がユニークですね。ここがかの松平容保(まつだいらかたもり)公の居城だったわけですね。白虎隊のことなど、戊辰戦争のあれこれを想い浮かべ、少々暗い気持ちになってしまいました。

さて、鶴ヶ城へ行く間もずっと美味しそうなそば屋を探しながら歩いたのですが、残念なことに見つかりませんでした。喜多方ラーメンの看板の店もありましたが、せっかくなので、会津若松の独自のラーメンを食べてみたいと思っていたら、ありました。「会津ラーメン」ののぼりが立っています。それが今回取り上げる「宇佐美食堂」です。

外観は、ウッディな感じです。ちょっとモダンな感じです。でも、中に入るとびっくり。レトロです。いや、レトロ過ぎです。昭和の頃の街の中華料理屋という感じです。オレンジのパイプ椅子が懐かしいです。なんとピンク電話も置いてあります。今どきピンク電話なんてあるのですね。

注文はラーメンにしました。おお、びっくり。なんとラーメンは500円です。今どき500円ってあまり無いですよね。しかも、観光地だし、お客さんは私だけで誰もいないし、1時間以上誰も来なかったら、時給500円でも赤字です。大変なことです。

12、3分待ってから女将さんと思われる五十代くらいの女性が注文のラーメンをテーブルに置いてくれました。無口な人です。ご主人もラーメンを黙々とつくっている時もそうですが、その後も一切口を開きません。無口です。あ、いや、決して愛想が無いからダメだなんてことはありません。ヘタに喋らなくてもお客さんを放っておいてくれるほうが私は好きなのです。

ビジュアルは昔風の中華そばという風情が漂っています。私好みです。嬉しくなっちゃいます。さっそくひと口スープを飲みます。

う、う、旨いっ!!!
なんだこの旨さは。
鶏ガラがメインのスープだ。醤油のしっかりとした風味、コクもある。
いや、びっくりしました。アツアツなところもいいです。感動しました。

麺は中太の縮れ。喜多方ラーメンに似ています。また、佐野ラーメンにも少し似てますね。北関東から南東北は、こんな麺がデフォルトなんでしょうね。ぷるんぷるんしたいい食感。スープの旨さと相まって、なかなかの一品です。気に入りました。チャーシューも美味しかったです。これで500円とは安い。

喜多方ラーメンとはちょっと異なるけれど、でもでも、これは好きな味です。是非また食べたいです。後で食べログで知ったことによると、同店はソースかつ丼も旨いらしいです。本当はそばが食べたかったのに、美味しいラーメンを食べて気分が良くなりました。ますます会津若松が好きになりました。

2014.8.27  Zaki




左: 郡山〜会津若松を往復している「あいづライナー」。とてもいい列車です。
右: 会津若松駅前には白虎隊の銅像が。



左: 鶴ヶ城の天守閣。赤い煉瓦がアクセント。とても素晴らしい城です。
右: 西側のお堀。なかなか風情がありますね。


宇佐美食堂
福島県会津若松市大町1-1-51
0242-27-3514

営業時間
11:00〜19:30

ラーメン 500円
チャーシューメン 750円
ねぎラーメン 650円
カツカレーラーメン 900円
焼きそば 600円
焼きそば(肉入り) 700円
カツ丼(煮込み) 900円
ソースカツ丼 900円
ミニソースカツ丼 500円
親子丼 800円
カツカレーライス 900円


STAFF---撮影:Zaki  WEB制作:柴崎隆@BAY DREAM FACTORY



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また、味などの感想についてはあくまでも旅行者の主観によるものです。
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