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▲ 天せいろ。そばのボリュームは一般的に普通かなと思う。少なすぎるということは無い。 |
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▲ 天ぷらは揚げたて。ボリュームはまずまず。海老が2本というのは嬉しい。天つゆは付かない。塩で頂く。 |

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▲ 客席はカウンタと座敷。庭を眺めながら食べるそばは格別。 |
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茂野麺紀行 第82回
手打ちそば 天庵(千葉県鎌ケ谷市)
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和食は、ネタの良し悪し、料理の腕前がクオリティを決定づける重要なファクターでとなるのは間違いないところでしょう。でも、なんといっても料理の美しさ、店の雰囲気がそれ以上に大事なのだということを改めて感じました。
同店には以前から恋焦がれておりました。ネットの評判の良さだけでなく、知人からのクチコミでも評価は高く、更に茂野製麺の茂野和彦社長さんが大絶賛していたからです。
お店の場所は新京成電鉄の鎌ヶ谷大仏駅から徒歩5分でしょうか。住宅地の真ん中にあります。え、こんなところに、というところにあって、ちょっと驚いてしまいました。外観は普通の民家のようです。庭もあって落ち着いた小奇麗な感じです。駐車場は3台ほどあります。
店に到着したのは11時半の開店から10分ほど経過したところでしょうか。先客は3組、私が入った直後にも続々とお客さんが来られて、そして満席となりました。
私は、天せいろ(1,700円)を頂きました。ひと口そばを食べた瞬間、確かに「旨いっ!!」と感じました。千葉県で一番そばが旨いと評判だけあります。
いや、味だけではありません。席に着いた瞬間から雰囲気の良さを感じました。なんといか、単に店の趣味がいいとか、綺麗だとか、それだけではないですね。注文して待っているお客さん全てが幸せそうな感じなのです。なごやかな雰囲気とでも申しましょうか。おそらくご主人の人柄がその幸せの光線のようなものを発しているのだと思います。
席に着いたときに、いかにも人のよさそうなご主人が「すみません。混んじゃって。ひょっとしたら遅くなってしまうかもしれません。」と申し訳なさそうに私に向かって言いました。まあ、そう言われることはよくあるケースですが、なんなんでしょうね、つい、「いいです。ゆっくりやってください。」と返事をしました。思わずそう言ってしまうんですね。それに初めて会った筈なのに、昔からの知り合いに会ったような懐かしさまで感じます。たまたまなのか、その日の店内にいるお客さんすべてがのんびりと待っているような気がしました。
約20分後に天せいろにありつけました。思ったよりは早く出てきました。そば、天ぷら、どちらもかなり高いレベルだと思います。そば湯も、どろっとしていて、おいしいですね。食べ終わった後も暫く幸せな気分でした。時間がたっぷりあるときにまたぜひ行ってみたい店です。
店を出た後、鎌ヶ谷大仏駅の駅名になっている大仏さんに詣でました。ちょっと小さい可愛らしい大仏さんです。駅からうすぐそばの木下街道沿いにあります。交通量の多い通りですし、路肩が殆ど無いので、お気をつけください。
2013.5.16 Zaki
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左: |
新京成線・鎌ヶ谷大仏駅のホーム。レトロっぽい列車が発着する。 |
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中: |
天庵の厨房。カウンターに座ると、茹でているところが良く観える。 |
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右: |
鎌ヶ谷大仏。高さは1.8mくらいか。非常に小さい。そして親しみやすい。 |
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手打ちそば
「天庵」
鎌ケ谷市鎌ケ谷3丁目1-13
TEL: 047-446-4577
営業時間
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11:30〜14:30
(そばがなくなり次第終了) |
定休日 月・火・水
せいろ |
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1,000円 |
辛味大根おろしせいろ |
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1,200円 |
天ぷらそば |
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1,500円 |
天ぷらせいろ |
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1,700円 |
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STAFF---撮影:Zaki WEB制作:柴崎隆@BAY DREAM FACTORY |
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薬師寺そば(茨城県龍ヶ崎市) |
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むぎや(葛飾区立石) |
茂野麺紀行の情報(例えば価格など)は旅行者(記者)が現地を訪れた時点のものです。
また、味などの感想についてはあくまでも旅行者の主観によるものです。 |
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