▲昭和40年代に開業したらしい店の看板。かなり立派で、しかも、歴史を感じる風格がある。
店を取り囲むように人垣が出来ているので、全景を撮るのは困難。また、行列は、店の前のスペースが決して広くないので、かなりコンパクトになるよう店員さんが工面していた。


▲厨房はご兄弟でやられているのか、息もぴったりで見ていて気持ちがいい。
それにしても、まるで機械のように正確に、素早く作業していて、まさに職人芸。


▲ご覧のとおり、チャーシューは大振りで、しかもたくさん入っている。麺も多め。
茂野麺紀行 第51回
中華そば「井上」(築地・場外)

少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。本年も麺紀行をどうぞよろしくお願いします。さて、1月の下旬、私は仕事で築地へ行ったので、ついでに築地市場の場外にある有名なラーメン屋さん井上で昼食とすることにしました。同店はかなり昔からあり、場所は晴海通りと、新大橋通りの交差点から約20mくらいでしょうか、とにかく一番目立つところにあり、いつも人が並んでいます。存在はもう何十年も前から知っていましたが、同店で食べるのは初めてです。

メニューは中華そば(ラーメン)の650円のみ。一番混む時間帯なので覚悟していたとは言え、約20分並んで、やっと自分の番になります。カウンタでお金を払い、出来上がったものを歩道に置いてあるテーブルに持っていって立って食べるという方式です。いかにも観光で来られたと思われるご婦人やら、外国人なども大勢並んでいました。


スープはあっさりした醤油味。昔ながらの鶏がらスープがベースになっていると思われます。透明度も高く、こってりしたラーメンがどちらかといえば主流の昨今とはまるで異なります。従って、中には何か物足りないと感じる人がいるかもしれません。しかし、早朝から午後1時過ぎまでの営業時間を考えると、あっさりしたラーメンが好まれるのは道理かもしれません。また、この味をずっと変えずに長い間やってこられたというのは、逆に言えば飽きない味なのでしょう。

麺はやや細めの縮れ麺。チャーシューは薄めですが、大きく、そして何枚も入っていてボリュームはたっぷりです。やや硬いので、脂が乗ったジューシーなチャーシューが好みの人には期待外れになるかもしれません。ネギはたっぷり入っています。この一年で最も冷える時期に、並んでこのアツアツの中華そばを外で食べるのがひとつの粋(いき)なのかもしれません。

中華そばを食べて、体が暖まったところで、混みあっている市場(場外)を見学、威勢の良い売り子さんの声を聞いているだけでなにか元気が出てきそうです。近所には築地本願寺や勝鬨橋もあり、この界隈の観光スポットは至るところにあります。隅田川を渡れば、もんじゃ焼きで有名な月島も割合近くです。

余談ですが、今回の井上の中華そばを食べて、味が弊社(茂野製麺)の手折り東京ラーメン(しょうゆ味)に似ていると思いました。開発者はきっとこういう味をイメージして同商品を創ったのでしょうね。

2011.1.26 Zaki



左: 井上の並びに、やはり人気のスタンド寿司屋がある。
中: お昼時でかなり混みあっている場外の様子。外国人も多い。最近は中国をはじめ、東洋人を多く見かける。
右: この界隈ではこのようなごっつい自転車を多く見かける。男が働く街という雰囲気がこうしたところからも漂っている。

左: 築地市場のすぐ近くにある築地本願寺。古代インド様式の立派な建物だ。
中: 場内へ通じる海幸橋のある通りに面した波除(なみよけ)神社。「魚河岸ものがたり」(直木賞)にも登場する。
右: 勝鬨橋。今は開閉しなくなったが、この界隈のシンボルとして圧倒的な存在感がある。


中華そば 「井上」
東京都中央区築地4-9-16
TEL: 03-3542-0620

営業時間
5:00〜13:30

定休日 祝・休
(市場の休日に準じる)


中華そば 650円


STAFF---撮影:Zaki  WEB制作:柴崎隆@ベイタウン・はっぴーもーる



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