茂野「麺紀行」 第36回 東京都中野区 「青葉本店」の中華そば

夕刻、つい今しがたまで小雨が降っていたので、人通りは少ない。本来は賑やかな通りである。
以前私は中央線の阿佐ヶ谷に住んでいたことがある。もうだいぶ昔のことなので、中央線沿線もすっかり様相が変ってしまった。中野ブロードウェイの近辺の雑然とした繁華街もよく訪れていた場所。当時の店は殆ど無くなっているが、路地はどことなく昔の雰囲気を残していて懐かしい。そんな一角に超有名ラーメン店「青葉」の本店がある。

有名店といっても、青葉の開業は1996年と比較的新しい部類に入る。つまりたった13年(2009年5月現在)しか歴史が無い。ブロードウェイの近辺を歩きまわっていた私の若かりし頃には当然同店は無い。普通の有名店は昭和30〜40年代に誕生したいわゆる老舗である。創業4、50年以上じゃないかと思う。ならばその老舗をも凌駕する青葉の人気の秘密とは何だろう。もちろん美味しいからに決まっている。ではその味の秘密とは。

答えは簡単に見つかった。インターネットの時代はわざわざ答えを歩き回って探さなくてもすぐに見つかる。同店のオフィシャルサイトがあり、そこにも記されている。東京ラーメンと九州ラーメンのスープを合体させた味とある。つまり、動物系と魚系のWスープだということだ。なるほど。その斬新でしかも美味しいというところが同店を有名にし、今やチェーン展開するようになった要因なのであろう。麺は中華麺とうどんの良いところを合わせたオリジナルだという。

前書きばかり長くても始まらない。まずは行かねば。かと言って、現在は中野にあまり縁の無いところに住んでいて、余程のことが無ければ中野には行かない。そうこうしているうちに半年が過ぎた。そして、たまたま中野に用事が出来た2009年の4月に遂に念願の青葉へ行ったのだ。タイミングとしては午後4時頃だろうか、どんな時刻に行っても長蛇の列が出来ていると聞いていたので覚悟はしていたものの、意外にあっさりと座れた。前後の時間帯だったらきっとたいへんだったのかもしれない。

若い店員さんは元気よく気持ちがいい。私は同店の代表格である中華そば(650円)を食べた。味は前述の通り、確かに動物系と魚系の合わさった、つまり「いいとこ取り」のスープで、間違いなく美味しい。青葉のスープを模倣した店はかなり多いようで、似たようなスープのラーメンを他店でも食べたことがある。だが、本家はそれらよりももっと濃厚な味だった。濃厚でありながらしつこくはない。私にはやや塩気が強い。それは好みの問題である。麺は、細すぎず、太すぎず、スープとのバランスをよく考えられていると思った。

2009/5/25 Zaki
(現地を訪れたのは、2009年4月17日です。)





左: JR中野駅(南口)。東西に細長い中野区のほぼ中心に位置する。
中: 中野駅南口の象徴でもある丸井本店(右側)。撮影は2006年10月。現在は取り壊され新しいビルを建設中である。
右: 北口のシンボルは全国的にも有名な中野サンプラザ。


中華そば 「青葉」 (本店)
東京都中野区中野5-58-1
電話 :03-3388-5552
営業時間 10:30〜19:00(売り切れまで) 木曜定休
[参照」 同店のHP → http://aobai.jp/


中華そば 650円
特製中華そば 850円
つけ麺 700円
特製つけ麺 900円



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茂野麺紀行の情報(例えば価格など)は旅行者(記者)が現地を訪れた時点のものです。
また、味などの感想についてはあくまでも旅行者の主観によるものです。


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