茂野「麺紀行」 第19回 純レバでお馴染みの亀戸「菜苑」

菜苑の外観。ご覧のようにあまり目立たない。数軒隣の交番と船橋屋を目標にすると良い。
2007年10月中旬の夕刻。所要で亀戸に立ち寄る。日没とともに、急に冷え込んできた。空は澄み渡り、都会の空でも月が大きく見える。十三夜だ。この季節になってくるといよいよ熱いラーメンが美味しくなってくる。帰宅する前についついラーメン屋に入ってしまうというラーメン好きは多いはずだ。

今回訪れたのは、亀戸天神のすぐ傍の「菜苑」というお店。蔵前橋通りに面しているものの、まったく目立たないので、うっかりすると通り過ぎてしまうような店構えである。同じ並びに交番とくず餅で有名な船橋屋の本店があり、その中間くらいの位置なので、それらを目標にするとよい。しかし、この店の「純レバ丼」は有名で、その味を求めて、遠方からもファンが押し寄せてくる。朝方まで営業していて、深夜のほうがむしろ混んでいる。

「純レバ丼」とは、鶏レバーを甘辛く味付けし、炒めたものをタレごとご飯に盛り、更にその上に大量のネギを載せたものだ。レバー特有のぼそぼそした感じが無く、むしろしこしこした食感に、ネギのしゃきしゃきした歯ざわりがマッチしていて、レバーが苦手な人にも評判が高い。一度食べたら病みつきになってしまうくらいの味の良さである。

とは言っても、ここ暫くは来ていなかったので、値段の高さに驚いた。1,100円である。いくら美味しいといっても、1,000円以上の出費は痛い。麺紀行のリポートを仕事の経費としてやっていても、せいぜい1,000円以内、できれば600〜800円程度の予算抑えたいと思っている。いつの間にか値上がりしたのだろうか。ややショックだ。まあそれでも、わざわざ遠方から交通費をかけて来る人にとっての1,100円は高くはないのだろう。私とて、高いとは思っていても、それでもたまには食べても良いかな、とは思っている。


左:夜の亀戸天神。昼間とは違う雰囲気。蔵前橋通りから少し入った場所なので、割合静寂だ。
右:昼間の菜苑。夕刻18時から営業なので、注意されたし。(この写真は2004年に撮影。)

さて、麺紀行というからには今回、純レバでなく、ラーメンを食べた。よく考えてみれば、この店で麺類を食べたのは初めてだ。いや、もっと言うならば純レバ丼以外のものを食べたのは初めてなのだ。それから、店が非常に綺麗になったような気がする。ひょっとすると改装後に店内に入るは初めてかもしれない。
(上の右の写真を撮ったときには時間が無くて素通りになってしまった。)

店内は、約30人くらい入れるだろうと思われる。ほぼ正方形に近い間取り。調理場が少し大きめかもしれない。調理場には若い店員さんが2名。ホール係に1名。元気いっぱいの「いらしゃいませ!」という掛け声が嬉しかった。私が店に入ったのは午後8時頃。既に先客が何組かいた。更にその後、2人入ってきて、約50パーセントの席が埋まっていた。

ネギはご覧のようにたっぷり入っている。ネギの嫌いな方は予め、「ネギ抜きで」と言っておかないと、とんでもないことになる。。
味のほうだが、まあまあ平均点だと思う。スープにはあまり特徴を感じなかった。まるで、中華料理店のチャーハンに付いてくるようなクセの無い味だ。だからといって、駄目というとそうではない。いわゆる東京ラーメンだったら、これがスタンダードの味なのだ。麺は、細め。コシもまずまず。同店の純レバと一緒に注文してちょうど良いくらいの味だと思う。或は、どこかで軽く飲んだ後での一杯だったら、さっぱりした食感が嬉しい筈だ。実は私もこの日は亀戸駅近くのもつ焼き屋さんからのハシゴなのである。

ただ、まったく特徴が無いかと言えば、そうではない。純レバまでのネギの量までは行かないが、麺がまったく見えないほどの大きめの刻みネギがたっぷり入っている。従って、スープに徐々にこのネギの香りが乗り移ってゆくし、また適度にスープの染み込んだネギがしゃりっしゃりっとする歯ごたえはなんとも楽しい。それから、メンマが多目に入っているのも嬉しい。チャーシューは八角のほのかな香り、薄過ぎず、厚過ぎずといったところだろうか。

尚、後で色々ネットからの情報をかき集めたところ、どうも浅草が本店のようだ。正式な暖簾分けなのかどうかは不明。それから、麺類ではラーメンよりタンメンのほうが美味しいと主張している人が多いようだ。

「菜苑」(さいえん)亀戸
東京都江東区亀戸3丁目1−8
TEL: 03-3637−9529
E−MAIL: saienkameido@hotmail.com
営業時間:18:00〜27:00
定休日:木曜日

ラーメン 650円
純レバ丼 1,100円

最寄り駅
【JR亀戸駅】 徒歩10分

地図(Yahoo!)

2007/10/27 Zaki

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ベイタウンラーメン
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